
近年ではかなり浸透してきているオンライン上でのライブ配信イベント。
今回は初めて配信イベントを検討している方に向けて、オンライン開催する上でのメリット/デメリットと必要な4つの事前準備を紹介していきます。
≪TOPIC≫
配信イベントのメリット
1.参加者のハードルが低い
場所や時間、人数の制約があるリアルイベントに比べ、「いつでも」「どこからでも」参加できるのはオンラインイベントならではの強みです。
開催場所を問わず全国・全世界から参加者を募ることができるので、大規模なイベントもリアルと比べると比較的簡単に開催することできます。
2.予算を抑えられる
イベントの開催には会場・ステージやブースなどの装飾・運営スタッフなどの手配が必須。大規模になればなるほど手配の手間と予算はかさんでいきます。
それに比べて配信イベントは、配信用のデバイス(PCなど)とプラットフォーム(YoutubeやZOOMなど)さえあれば開催できてしまいます。
イベント手配にかける手間や予算を減らし、コンテンツの充実に注力することで、オンラインでも多くの集客が期待できます。
3.アーカイブを残せる
配信イベントを行うのであれば、アーカイブを残すことをおすすめします。
イベント終了後もアーカイブ配信ができるほか、映像を編集して自社サイトやSNS上での広告にも活用できます。また、アーカイブ動画はイベントの雰囲気がそのまま伝わるため、次回イベント開催時に参加ハードルを下げることにも繋がります。
せっかくの動画コンテンツなので、何度も活用することができるよう予めプランを考えておいてはいかがでしょうか。
配信イベントのデメリット
オンラインイベントはリアル開催に比べて「配信画が単調になりがち」「実際に参加している臨場感を感じにくい」という側面がデメリットといえます。
このデメリットをカバーできるのは、グリーンバックを使った「バーチャル背景での配信」です。バーチャル背景をカメラ映像に合成することで、実際の配信場所と全く異なる雰囲気を演出でき、視聴者に新鮮味や臨場感を感じてもらうことができます。

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配信イベントはコンテンツに力を入れることはもちろん重要ですが、画面上で視聴者を飽きさせない工夫をすることも大事なポイントです。
配信画にも凝った演出を取り入れることで他の配信と差をつけましょう。
配信イベントに必要な準備
1.配信ツールの選定
現在動画配信ツールは数多くありますが、その中でも①Youtube、ZOOM、Webexなどの無料ツール、②ULZAやJstreamなどの有料ツールに大きく分けられます。
それぞれのツールにはメリット・デメリットがあるので「配信でどんなことがしたいか」によって最適なツールが異なります。
目的に合った配信ツールを選定することは配信イベント成功の鍵となる重要なポイントですので、各ツールの特徴をよく吟味した上で最適なものを選びましょう。
2.配信拠点の手配
“PCがあればどこでもできる”というのが配信イベントのメリットですが、回線トラブルは配信イベントにおける最大のリスクなので、安定したネット環境の確保は必須です。
自社オフィスやレンタルスペースを使う際は、「有線LANがあるか」「回線速度はどれくらいか」「予備回線はあるか」を最低限確認するようにしましょう。
3.配信機材の用意
“PC1台でできる”というだけあって、ライブ配信はPC本体に大きな負荷をかけるため、ある程度高性能なパソコンが必要です。目安としてCPUはCore i5以上、メモリは8GB以上のものを選ぶと良いでしょう。また、万一のトラブルに備えて回線を分けたバックアップPCの準備をしておくと安心です。
実際にオンラインでコンテンツを視聴する時、映像の画質が悪かったり音声が途切れがちだと、参加者の集中力を著しくそいでしまいます。
PCだけではどうしても画面や音声のスペックに限界がありますが、加えて以下の機材があると配信のクオリティがぐっと上がります。

・ビデオカメラ
…動画撮影に強い機種がおすすめ。
画角を固定できる三脚もセットで揃えましょう。

・LED照明
…人の顔周りが明るくなると
配信映像のクオリティが各段に上がります。

・ワイヤレスマイク
…カメラまたは人に固定できるピンマイクがおすすめ。
余計なノイズが乗らず、動きながら話すことができ
撮影の自由度も高まります。

・返しモニター
…演者のカンペ用として、
カメラ奥に高さを合わせて設置します。
とはいえ、これら一式の機材を揃えるためにはコストもかかるし保管場所も必要…それに今はカメラ一つとってもいろんな商品が流通しているので、どれを選ぶべきか悩みますよね。
そこでおすすめなのが機材レンタルです。ドテスタではプロ仕様の機材を購入価格の1/10ほどでお得に借りられるので、まずはレンタルで実際に使ってみてから購入を検討するのもひとつの手です。
上記の機材を常設している配信専門スタジオであれば、安定したネット環境とクオリティの高い配信環境の2つが同時に叶うのでおすすめです。
4.各種素材の用意
配信イベントを行うにあたり、パワーポイントなどで以下の素材を用意しておくとイベントを円滑に進めるのに役立ちます。
≪待機スライド(フタ画)≫

待機スライドはメインコンテンツの開始前・休憩中・終了後と配信の“区切り”ごとに必要な情報がひと目で分かるように案内します。
また、フタ画とも呼ばれるこのスライドには「視聴者に配信側の準備の様子が見えないようにフタをする」というもう一つの役割があります。本番中のトラブルに備え、「再開まで今しばらくお待ちください」というような画も1枚あると安心です。
≪テロップ≫

テロップとは「画面に映し出される文字やイラストなどの総称」で、コンテンツのタイトルや企業ロゴ、登壇者の名前などを配信画面上に重ねます。
テロップは単なる情報だけではなく、「そのコンテンツが伝えようとする世界観・空気感を左右する要素」となるため、デザイン面も重要になってきます。
まとめ
以上、ライブ配信イベントのメリット/デメリットと事前準備4つをご紹介しました。
オンライン配信のメリットを最大限に活かすためには、「コンテンツ・配信画作りにこだわること」と「事前準備で配信環境をしっかり整えること」がポイントです。
リアルイベントとはまた違った良い点があるライブ配信イベント、この記事を参考にぜひ挑戦してみてください。
配信環境・機材・専門スタッフの揃うドテスタを活用すれば、事前準備はプロに任せてコンテンツ作りに注力でき、当日はトラブルなくハイクオリティな配信を行うことができます。
初めての配信イベントを検討している方は、ぜひ一度お問い合わせください。
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